人気ブログランキング | 話題のタグを見る

食べては飲んで飲んでは食べてのグルマン日記


by jp_ambrosia
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

『世界のセレブワイン』

恒例の西麻布「イスタナ」でのワインサロン。
今回のテーマは『世界のセレブワイン ~世界の著名な造り手、一級ワインをお値打ち価格で~』。
非売品やなかなか手に入らない超豪華品まで7種類のワインをいただいた。

・Dom Perignion Enotheque 1990
モエ・エ・シャンドンのプレステージシャンパン、ドン・ペリニヨンの中でも、さらに最高の年の最高の葡萄のみで作られる品。「エノテーク」とは「ワインライブラリー」という意味で、ドン・ペリニョン発祥の地、オーヴィル修道院の地下セラーの名前なんだとか。そこに保管される貴重なヴィンテージのキュベの中から、熟成のピークを迎えた最高のものだけが使われるのだ。

もちろん美味。
でも、私はボランジェのR.D.のほうがやはり大好きだなぁ。

・Were Dreams 2003/Jermann
イタリアはフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州のシャルドネ100%で作られたこのワー・ドリームスは、現代イタリアを代表する白ワインの一つなんだとか。ワインのネーミングはイエルマンお気に入りのU2に敬意を払ってつけられているそう。

いい意味でイタリアらしくない濃厚な味わい。
それでいて、シャルドネにありがちな強すぎる樽香はなく、おだやかに香る程度。
全体的にすっきりとしつつ、味わい深い、上品な香りといった感じ。

・EV Chardoney 2003/Sileni
「ニュージーランドのホークスベイに本拠地を置き、葡萄の本来の個性とテロワールの個性を表現する事に成功しているシレニ社。国際ワイン品評会数々の賞を獲得し、国際的な評価が上がっている注目のワイナリー」で、「EV(Exceptional Vintage)は非売品で、シレニ社のワインの中でも、最高の年の葡萄を使用したこだわりの最高級品」だそう。

・Barolo Cannubi 1998/Tenuta Carreta
バローロの中でも最も古くからある伝統的な「カンヌビ」という畑で作られている品。「昼は暑く、夜は涼しく、雨が適度に降った最高の条件で育ったネッビオーロ種を使用して」おり、「1998年は、ワインスペクター誌で91ポイントを獲得して」いるそう。

これまで避けがちだったバローロ。
上記内容だけあって、さすがにおいしかった。
熟成感がある中にもフルーティーさが残っている感じ。


・Opus one 1998/Mondavi&mouton

・Ch.Latour 1998

どちらも言うまでもない有名処。
以前、飲んだ時同様、もちろんおいしいのだが、心揺さぶられるところまでは達することができなかった。
すばらしすぎるだけに、1998年というビンテージは、まだまだフレッシュな感じが強いような気がした。
飲みごろには早いのかもしれないなぁなどと思ったり。
 
・Ramos Pinto Port 30 Years
「1880年にアドリアーノ・ラモス・ピントによって生産が始められ、1898年には、ポルトガルのカルロス国王の王室御用達権を得た」ポート。ポート用ブドウの中でも特に5つの優良品種とその葡萄に適した畑を見つけ出し、同社ではその5種のみを栽培しているそう。

ポートというと、熟成が進むほどとろりとした濃厚な甘さのものを想像してしまうが、こちらはシェリーのような熟成感。
味わいもアミノカルボニール反応による心地よい酸化臭が特徴だった。
色合いもシェリーのアモンティリャードのよう。


会の終盤、このワインサロンが今回限りということが発表された。
う~ん残念・・・。
素敵な会だったのに。
でも、最後の会に参加できてよかった。
渡独前にいい思い出もできたし。
by jp_ambrosia | 2005-10-22 21:15 | gourmet diary