人気ブログランキング | 話題のタグを見る

食べては飲んで飲んでは食べてのグルマン日記


by jp_ambrosia
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

フレンチ・バスク

お気に入りのビストロのスタッフの方おすすめの「ビストロ・ローブリュー」へ。
こちらはフレンチ・バスク料理をメインとしており、豚肉を使ったメニューが豊富にそろう。
骨董通りから路地に入った、やや(かなりか?)わかりにくい立地、しかも週半ばの水曜日というのに店内は満席だった。

連れと私のオーダーは、
 前菜:イベリコ豚の生ハム、テリーヌ アペリティフ:リレ(ブラン)のソーダ割り
 メイン:カスレ、イベリコ豚のグリル ワイン:ハウスワイン(ヴァン・ド・ペイ・ドックと思われる)を赤・白1本ずつ
 デザート:ガトー・バスク ディジェスティフ:ピノ・デ・シャラント、マール

料理は噂どおりのボリュームと、素朴な味わいながら、一品一品丁寧に作られている感がよくわかるものばかり。
カスレは豚の煮汁で白インゲン豆を煮込んだもので、中にこれまたジューシーなソーセージと豚肉も入っていた。その煮汁は豚のうま味、脂が十二分に溶け出し、とても濃厚な味。想像以上においしかった。

料理もお酒も堪能して大満足! になるはずだったのに・・・

隣席の常連と思しき中年カップルの非常識ぶりに、大満足どころか居心地の悪い、とても不愉快な思いで食事をするはめになった。席に着いた瞬間から、奴らの言動・行動はおかしげだったが、ここまでひどいとは・・・。
奴らのテーブルには2人で1皿の豚肉料理と、グラスワイン(赤)・水が1杯ずつ“のみ”。
それに手をつけるでもなく、とにかく店中の他の客に対する誹謗・中傷の嵐。

待ち合わせをしていたと思われるグループのうちの一人が遅れて登場すると
 
 「最低だな、あいつ」

我々の反対側の隣席カップルがデザートを食べ始めると

 「ちゃんと上から食えよ、上から」
 「大体水なんかと一緒に食べたっておいしくないじゃん」

最低なのは自分たちだろう。それに水しかオーダーしてないのは自分も同じではないか。

我々のオーダーに対してもいちいちチェックが入る。

 「リレのソーダ割りなんてなぁ・・・カッコつけてんじゃないの?」
 「テリーヌはちゃんとパンにつけて食えよ」
 「違う、そんな食べ方は絶対違う」
 「せっかくのディナーが台無しだねぇ」

などなど、とにかくウザい。
我々が大騒ぎしたり、目に余る汚い食べ方をしているっていうならまだしも、我々はいたって普通に食事を楽しんでいるだけで、どう考えても奴らの行動・言動は非常識極まりない。
大したオーダーもせずに、一体何しにこの店にきてるんだか・・・。
とにかく、単に自分たちが店の常連であることを必死でアピールしたいんだろうなぁ。
店側も店側である。奴らをたしなめるでもなく、談笑する有様。

料理は申し分ないが、上記のとおり店の雰囲気が悪すぎた。
客も含めて店の雰囲気なのだから、店側はスタッフの対応のみならず、さりげなく客の意識を育てることも重要、そんなことを実感した。

2人で2万5000円のディナーだったが、今思い出すのは料理の味云々よりも、奴らの憎たらしい顔と罵詈雑言の数々のみ。気分悪すぎ。
一見の私がどうこう言うよりも、紹介してくれたビストロのスタッフの方に客観的な事実のみを伝え、それとなく先方に伝えていただこう。

それはそれとして、とにかくムカつく。この怒り、どこにぶつければよいのやら・・・。
by jp_ambrosia | 2005-01-20 02:01 | gourmet diary